離婚を経験した人達がまた結婚したいという気持ちになる時はいつなのでしょう?
パートナーがいることの幸せはできたときに初めて知り、そして失ってまたその重さに気づきます。
そこを知ったうえでまた結婚のチャンスがあったなら、それはきっと素晴らしい結婚生活が待っていることでしょう。
今回はそんなお話をしようと思います。
10年近く婚活をした女性
以前、10年近く婚活していた68歳の女性が成婚しました。
お子さんが小さい時に離婚し、お子さんを立派に育て結婚させほっとした時、とても孤独になったそうです。
そして「このまま1人でいいのかな、、、?」と思い、当結婚相談所に入会しました。
最初は積極的に熟年パーティに参加します。ですが自分が希望する男性からはお断りされ、この男性はちょっと、、、という方からは交際を希望されたりしていました。そうして何回か参加するたびに、やがて婚活疲れを感じるようになってしまったのです。
と、何度も相談を受けました。
どうして私に会う方がいないのでしょうか?……疲れました…
ご縁はありますよ。結婚したいという気持ちの原点を忘れずに、あわてないで頑張りましょう
その度に勇気づけながらアドバイスをしました。
その女性はまだ仕事をしているし、生活に困っている訳でもありません。
ただこのまま1人では寂しい、食事をしたり旅行したりする相手が居るといいな、、、と思っています。
熟年の結婚は楽しいことばかりではないですよ。今までの人生の歴史があり、若い時と違う忍耐が必要です
婚活を行うなかで、繰り返しそう言い続けました。
そうして65歳を過ぎた時、ご自分の理想が変化していくのに気付いたそうです。
今までの理想と、その変化
あの人のご主人カッコよくて奥様に優しくて素敵だなぁ
それは身長も170センチ以上で高学歴でそれなりに生活できる人に見えます。
彼女はそれまでパートナーになる人に対し、そんな若い憧れを持っていました。
ある時、そんな若い女性と同じ理想を抱いていた自分に反省したそうです。
そこから婚活に積極的になり、自らお申込みもしてお申し込みがあった方からもなるべくお会いするようになりました。
お見合いが月3~4回と成立して忙しくもなりましたが、ひとつひとつの巡り合わせに誠意を持って頑張りました。
仲人である私自身、様々な方とお会いした彼女が変わっていくことに驚きました。
今までと違いすぐお断りするのではなく、「またお会いしてみよう」と考えるようになったのです。
もちろん、絶対ダメという男性はいます。
- この人とは手を繋げないと思う人
- お食事中ベチャベチャ音がする人
- 最初から今まで付き合った女性の話を得意げに話す人
このような男性はお断りして、それ以外の方は長く広い目で見るようになったのです。
これまで相談を受ける度にも、「楽しく会話ができ楽しく人生を送れる人がいいですよ」と勧めていました。
そして、まさにその通りの、会話をするたび知らないことを教えてくれたり、人生を前向きに歩いている年齢の近い人との出会いがありました。
諦めずに続け、そして動き出したことで良い出会いに繋がったのです。
最後に
2人がすぐ一緒に生活するようになるかは分かりません。
何年一緒に居られるかだって分かりません。
ですが、お互いがお互いにとって必要としていたパートナーだということには間違いありません。
「出会えてよかった」と思える出会いのためには、努力も必要です。
動かないと何も起こりません。
ご高齢の方で結婚に悩む方は、まずはご相談だけでも当相談所にいらしてください。
■お電話でもお気軽にお問い合わせください;仲人直通TEL : 090-8746-6690 伊集院淑子