コロナウイルスの影響もまだ色濃く、交際中の会員さんたちもなかなかデートもできないまま、挙句の果ては「交際終了」になってしまうこともある昨今。

今までは限られた時間を大切に、一生懸命お会いするのですよと言っていたのですが、最近は若者の感染も多くなってきましたので、そういった言葉も状況を鑑みてかけるようになりました。

多くの面において男女の差が少なくなり、加えてそのような状況下である現代社会で、結婚をする意味はあるのでしょうか。

恋愛・結婚への意識低下により進む晩婚化

先日読んだ新聞によると独身男性のうち85.7%、独身女性のうち89.3%が、「いずれ結婚するつもりである」と回答したそうです。

また20代~40代の未婚男女のうち、恋人がいない人の割合は67.9%と7割近いとのこと。いつかは結婚したいと考えつつも、現在恋人の存在や出会いがないという人が多いことがわかります。

一昔前は、結婚適齢期にお相手がいないと自分はもちろん、周囲の人間も心配して結婚に向けて積極的に動いていました。

ですが上述のような意識が浸透した現代では、一人でも生きていけるぶん恋愛や結婚に対して少し悠長に考えてしまうのです。

年々深刻になっている晩婚化というのも、そういった意識の変化があることで引き起こされているのかもしれません。

結婚のメリットはお互いが磨きあえて成長できること

ただでさえ男女ともに生きやすくなった昨今、結婚することに意義を見出せないという方も多いことでしょう。

先述したように世間一般の意識も緩慢になってきたため、周囲が結婚を急かすようなこともなくなり、結婚するしないは完全に当人の気持ち次第になったといえます。

そんななかで結婚をするメリットについて述べるとしたら、それはお互いが磨きあえて人間として成長できることです。

人それぞれ違った環境で生きてきて、異なる価値観を持っています。そのなかで同じ暮らしをすることによって、お互いが相手を尊重できるようになり、人間として一段階成長することができます。

今までとは違った視点で物事が見られるようになるため、仕事や私生活に良い影響をもたらすでしょう。

パートナーがただいることと結婚することとでは、大きな違いがあるのです。

もちろん良い事尽くし…というわけではありませんが、「この人となら頑張れる、一緒に成長したい」と思えるような方とならば、幸せの方が勝って結婚生活を送ることができるでしょう。

結婚したくてもできないからこそお見合いを活用する

ご相談に来られる方に多いのが、お見合いが自分にとって、とても高いところにあると考えていることです。

しかし逆に、自分からお相手を見つけて恋人関係になることこそが、現代社会では難しいことだと思います。

そもそも本来、お見合いというのは「結婚したくてもできない」という人向けあるものです。結婚に悩んでいるからこそ、お見合いを活用してパートナーになり得るかもしれない方との親睦を深めるべきだといえます。

自分の力だけで選ぼう出会おうとすると、どうしても主観的になってしまい上手くいかないことが多々あります。

多少の部分を「巡り合わせ」という時の運に任せることで、出会い一つひとつに感謝して貴重に思えるようになるのです。

お見合いの良さはいつも同じことをブログに書いていますが、最近思うのはお見合い結婚に対し「自分に合う人がいません」と感じる方が増えたことです。

そもそも、若いころは結婚について深く考えていないという方が多いです。ただ相手を好きになり恋焦がれるような、ハラハラドキドキの恋愛結婚をしたいと誰でも思うものですから仕方ありません。

そのうち結婚するでしょう、素敵な彼もしくは彼女が現れるでしょう…と、誰しもがマイペースに考えてしまうのです。

意識と状況のズレによって時間だけが経ってしまう

そういった意識のままいざ婚活を始めると、条件として「カッコよい人」「優しい人」「経済力がある人」「身長170センチ以上」など、今まで通りの希望を並べます。

そのように深層心理でまだまだ結婚する年代には早すぎる、もっと友人と遊びたいと考えているうちは、お見合いに対して上記のような思いを持ってしまいます。

ただ、そういった考えを持っているうちにも、周囲の仲間は次々と結婚していきます。

そして慌てだすのです。意識が抜けないまま、30代になっても自分の希望はあくまでも実現できるものと考えてしまうのです。

また最近、「他人との生活が苦手だ」という人もいます。これは本当に意外で、多くの方が孤独に慣れているのかと感じました。

そのようなことを一度意識してみて、「自分が他人と暮らせるのか」ということを真剣に考えてみませんか?

結婚を意識するだけでも何かが変わるかもしれません

40代の女性の会員様。成婚まで行きそうになったとき、自分が他人と生活することが苦手だといって交際終了になりました。

婚活をして自分が他人との生活が苦手だということが再認識できたので、「婚活してよかったです」と話していましたが、改めて結婚を本気で考えることの重要性を考えさせられました。

結婚は楽しい事ばかりではありません。悲しいことや嬉しいことをたくさん経験して、本当に鍛えられます。

お互いに成長しあいたいと考える人との出会いが欲しい方は、結婚に踏み出してみてください。

■お電話でもお気軽にお問い合わせください;仲人直通TEL : 090-8746-6690 伊集院淑子